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『彼女は存在しない』

~感想~

浦賀 和宏さんの本を読んだのは初めてだったけど
とても面白かった。

題材が多重人格ということもあって
頭がこんがらがって2回読んでしまった。

何か裏があるな~と考えながら読んでも
最後には頭の中に???だらけ(笑)

見事にだまされました

私は人を信用しすぎるのかも(笑)


でも、ところどころ引っかかるところはあって
2回目読をむと「なるほどな~」と感心した。

本の帯びに「完成度の高い傑作」と書かれているが
納得してしまった。

そしてクライマックスの描写では
リアルに想像できすぎて読むのが嫌になるくらいだった。

ちょっとぶ厚めの本だったけど先が気になって
どんどん読みたくなる作品でした。



~あらすじ~

ある日香奈子は恋人の貴治との待ち合わせで横浜駅前にいた。
すると知らない女の子に
「アヤコさんではありませんか?」
と声をかけられる。
人違いだと告げると女の子は去って行ったが映画を見て帰ろうとしていると
まだ同じところにいる女の子を見つける。
そして男に絡まれているのを見かねて助けると
ひょんなことから一緒に貴治の家に泊まることになった。

そして朝になると置手紙を残していなくなっていた。
『気が付くと全然知らないところにいたりする』と。
そして貴治のナイフもなくなっていた。


根本は恵という彼女がいる大学生だ。
父親は子供のころに亡くなっていて母親も最近突然死してしまった。
唯一の家族の妹の亜矢子は暗くて人づきあいが苦手で
高校も中退してしまい家で引きこもっている。
そんな妹がある日朝帰りをした。
どこにだれといたのか問い詰める根本に亜矢子は
「昔から記憶がなくなることがある」と打ち明ける。


貴治が先日の女の子『由子』と会うというので
香奈子も一緒についていくことにした。
そして3人で中華街で食事をしていると由子が
「視線を感じる」という。


ある日、亜矢子がおしゃれをして出ていくのを見かけた根本は
妹を引き留めようとすると妹は、根本のことなど全く知らない
という感じて去っていってしまう。
本当に多重人格なのか、どこでだれと会うのか突き止めるために
根本は妹の後を追う。


ある日香奈子が貴治に会おうと家に向かうと貴治の家で
お葬式が行われていた。
貴治の葬儀が行われていた。
貴治と共通の知人、浦田先生が香奈子に気づき
貴治は刺殺されたと告げる。
まだ犯人は捕まっていない。


最近根本が学校に来ないことを心配して、恵は根本の家を訪れた。
すると根本は不在だから、上がって待っていて、と妹に言われる。
しかし以前に見かけた妹とは何か雰囲気が違う。
そして妹は「私が父親を殺した」と話し始める。
そのとき根本は帰宅しさらに亜矢子は続ける。
「私は子供の時から実の父親から性的暴行を受けていた。
だから父親を殺したのよ」と。

根本と二人になった恵は根本の異変に気付く。
誰かに殴られたようだった。
根本は最近の妹の異常行動を恵に話す。
後をつけたところ逆に妹の友人らしき男に尾行され殴られたという。
そしてある日、妹の部屋から血まみれのナイフが見つかり
根本を殴った「タカハル」という男は殺された。


香奈子は暇を持て余し、由子と会う約束をした。
貴治が殺されたことを話していると
「あなたは目の前にいる女が貴治を殺したと思っているけど
彼を殺したのは私よ」
そんな言葉が聞こえた。
貴治は刺殺された。
そして貴治の部屋からはナイフがなくなっていた。
由子がいなくなるのとともに・・・。
香奈子の頭にはこんな考えが浮かんだ。
『由子は多重人格・・・』
そして浦田にこの話をすると自分の過去も話さざるを得ない。

自分は昔、父から暴行を受け多重人格になりかけていたのだと。



恵の携帯に見知らぬ番号から電話がかかる。
亜矢子だった。そういえば以前に教えていたことを思い出す。
亜矢子に呼び出され、恵は家を訪れる。


香奈子は浦田の部屋を訪れた。
そこにはなぜか由子もいた。
浦田は驚いた様子で香奈子を見ている。
香奈子は怒りにまかせて浦田に平手打ちをくらわせた。
浦田は小説を書いている。
浦田の新刊をよんだところ必死の思いで話した自分の過去を
そっくりそのまま話のネタにされていたのだ。


根本が帰宅したとき、亜矢子が機嫌よく料理をしていた。
料理なんかしたことないだろうと思って食べるとやはりうまくない。
そして亜矢子の口から
「恵さんは妊娠している」と聞くと嫌な予感がした。

風呂場には変わり果てた恵の姿があった。


香奈子が浦田に説得されある人が来るのを待っていると
一人の男が浦田に連れられてきた。
その男はいきなりナイフをふりかざし
香奈子の腹を刺してきた。

いったいだれで、なぜ私が・・・・?


そしてすべて知った。

私は浦田先生の本を読んでできた人格だ。

子供のころに暴行を受けていたのは兄で
その現実を受け止められずに父を殺した。

叔父と関係を続け父の暴行を見て見ぬふりをした母親を殺した。

兄に暴行した貴治を呼び出し刺殺した。

妊娠し、兄の将来に負担を負わせようとしていた恵を殺した。


全部私がやったのだ。


私は亜矢子の中に生まれた人格でしかない。



私は存在しない。






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